西行法師

死者を生き返らせる呪術-平安時代の歌人「西行法師」が使った反魂の術

平安時代後期に活躍した歌人「西行法師」は「嘆けとて 月やはものを 思はする かこちがほなる わが涙かな」の
歌が小倉百人一首にも選ばれるほどの歌人であると同時に不思議な力を持っていることで知られています。
西行法師はもともとは武士であったのですが、妻子を捨てて出家をしたのち全国を旅して多くの歌を詠んだという歌人です。
あるとき西行法師はひとり高野山にいたとき、仲間の僧が留守であったため、暇を持て余した西行法師はふと、その辺に落ちている人骨から人間を作ってみようと思い立ったのです。
そこでまず人骨を1体分集め、頭から足の先まできれいに並べた。次に砒霜(ひそう)という毒にもなる危険な薬を骨に塗り、植物や糸で骨を繋ぎあわせて水で洗った。髪の毛はサイカチの葉とムクゲの葉を灰で焼いてから貼りつけた。


こうして人間を作る下準備が終わって14日後、いよいよ西行法師は人骨に魂を入れる作業に入ました。沈香という香木を焚き、骨に命を吹き込む『反魂の術』を施しました。骨にはみるみる肉がついていき、ついには皮膚まで出来て西行法師の反魂の術により人造人間が誕生しました。

術の失敗により心は宿らなかった

誕生した人造人間をよく見ると皮膚が黒ずんでいて、目も虚ろでおり西行法師の反魂の術で生まれた人造人間に心が存在しないようであった。
がっかりした西行法師はこの人造人間を処分してしまおうかとも考えたが、殺生はよくないと思いとどまり高野山の奥に人造人間を連れていった。

反魂の術を使う代償

心が宿らない人造人間を生み出し失敗に終わった西行法師の反魂の術ですが、中納言の源師仲(みなもとのもろなか)にこの話をしたところ、西行法師の反魂の術には誤りがあり、正しくは最後に沈香を焚くのではなく、沈香と乳香を焚く必要があり、術を行うまでの7日間は決して一切のものを口にしてはならないということで、この方法でないと生み出した人造人間に心が宿らないのだそうだ。
実は源師仲は以前にこの正しい反魂の術で人間を生み出すことに成功したことがあるのだが、反魂の術で生み出した人造人間の名前を明かすと、その人造人間だけでなく術者自身も溶けてしまうという代償があるといい西行法師にも誰を生み出したのかは決して口に出さなかった。




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